飲酒
飲み過ぎにより起こり得る造精機能トラブル
アルコールは適量であれば、ストレス発散や快眠などの良い効果が期待できると言われます。しかし、過度の飲酒は、精子を形成する「造精機能」のトラブルを招く原因になるという見解があります。
アルコールを分解する酵素は肝臓にあり、体内に入ったアルコールのほとんどが肝臓で代謝されています。ただ、男性の場合は、精巣にもアルコールを分解する酵素があって、過度の飲酒により、分解過程で発生するアセトアルデヒドという物質が精巣内に増加してしまうことがあります。
高知県の下司病院内にある「アルコール問題研究所」によれば、このアセトアルデヒドは非常に毒性が高く、精巣内に蓄積すると、精子をつくる能力を奪ったり、男性ホルモンの合成を抑制したりしてしまうことがあるそうです。
また、過度の飲酒による体の冷えが男性の生殖機能を低下させるという指摘もあります。これはアルコールが体を冷やすものであるという東洋医学の考えに基づいたもので、体温の低下が体のあらゆる機能を低下させて、そこから生殖機能の低下につながると言われています。本来、男性は女性に比べて体が冷えにくく、冷え性にもなりにくいとされています。しかし、近年は食生活や生活習慣の影響から、冷え性や低体温の男性が増えているそうです。
誤解のないように補足しますが、決して、飲酒=不妊ということではありません。ただ、度を超えた飲酒を続けていると、精子の数・運動率の低下を招く恐れがあるということです。お酒は“ほどほど”を守って、楽しく飲みましょう。
