亜鉛
近年の男性不妊の原因のひとつ「亜鉛不足」
男性不妊の増加を招いている原因のひとつとして、現代の食生活による栄養バランスの乱れが指摘されています。特に、インスタント食品の常食や化学肥料で育った野菜の摂取などから、私たちは“慢性的なミネラル不足”と言われており、中でも、「亜鉛」の欠乏が男性不妊の原因となることは、近年の重大な栄養問題として話題にのぼっています。
亜鉛は、男性の体内で精子が生産される過程において必要不可欠な栄養素です。亜鉛が不足すると、精子の数が減少する・精子の運動率が悪くなる・奇形の精子が増えるなど、さまざまな不妊の原因を招くことが分かっています。また、性欲を低下させたり、性機能障害を招いたりすることもあると言われています。つまり、亜鉛は男性の性機能を支える重要な栄養素だと言っても過言ではありません。
ところが、この亜鉛は食品に含まれている割合が低い上に、調理されることによって大部分が失われてしまいます。また、薬の中には亜鉛の吸収を阻害するものもあり、普通に食事をしているだけでは摂取しにくい栄養素と言えます。実際、ある統計では、日本の成人男子の1日あたりの亜鉛摂取量は、厚生労働省の推奨量の約60%という、非常に低い数値が報告されているそうです。男性が活発な生殖機能を維持するためには、意識的に、亜鉛を摂取する必要があると言えるでしょう。
今は様々な食事情から、どんなに食事内容に気を配っている方でも栄養バランスが乱れがちです。亜鉛不足も決して他人事ではありません。現代社会に暮らす限り、どなたにも起こり得ることです。もしかすると、不妊でお悩みのご夫婦の中には、亜鉛を意識することで、ラクに赤ちゃんを授かる方々もいらっしゃるかもしれません。
亜鉛を含む食品(可食部100gあたり)
- 牡蠣・・・・・・・・・40mg
- ビージジャーキー・・・8.8mg
- ゴマ・・・・・・・・・7.1mg
- するめ・・・・・・・・5.4mg
- アーモンド・・・・・・4.8mg
- ズワイガニ(缶)・・・4.7mg
- たらこ・・・・・・・・3.9mg
- 納豆・・・・・・・・・1.9mg
- 精白米・・・・・・・・1.5mg
- ブロッコリー(生)・・1.1mg
