体外受精(IVF)
高度医療のセカンドステップ『体外受精』
体外受精は、女性の卵子を体外に取り出し、精子と一緒にして受精を待ち、受精した卵を体内へ戻す方法です。人工授精での妊娠が難しい場合や、女性の卵管に問題がある場合、男性の精液の問題が重度の場合などに行われます。ただし、男性の精液中に数えるほどしか精子がいない場合や、精子の質が非常に悪い場合は、1匹の元気な精子があれば行える顕微授精が選択されます。
体外受精は医学用語で「IVF」と呼ばれます。
体外受精の基礎知識
- 妊娠率…1回あたり約15〜20%
- 出産率…1回あたり約10〜15%
- 料金…約200,000円〜450,000円
- 治療に必要な精子数…精液1mlあたり精子数500万匹以上
体外受精の流れと事前に知っておきたいポイント
人工授精と同様、通院している病院によって多少の違いはありますが、基本的には以下の流れで進められます。
体外受精の流れ
(1)パートナーの女性が、体外受精に向けて自然周期、もしくは、排卵誘発剤によって卵子を育てます。
(2)体外受精の当日、膣から細い針で卵巣を刺し、卵子を卵胞液ごと吸い取ります。
(3)吸い取った卵胞液から卵子を探します。
(4)男性はマスターベーションで精液を採取します(病院によっては自宅での採取も可)
(5)採取した精液から質のいい精子を選び、ガラス性の小皿の中の卵子に振りかけます。
(6)小皿の中で合わさった状態で受精を待ちます。
(7)受精した卵子(=受精卵)の成熟・分割を待ちます。
(8)受精卵を細いチューブに入れ、女性の膣に差し込み、子宮に戻します。
(9)以上で施術は終了です。女性は15〜60分ほど安静にした後、帰宅します。
また、上記の流れで体外受精を受けるにあたって、知っておきたいポイントをまとめてみました。これから治療を受けようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
知っておきたい治療ポイント
◎一般に、体外受精で妊娠できる人は4回までに妊娠できているという統計があります。そのため、体外受精を4回ほど試みて結果がでなければ、次の治療へのステップアップするのが一般的です(もちろんそれ以上受けられないワケではありません)。
◎一般に女性の卵子を採取した2日後ぐらいに、受精卵を子宮に戻します。
◎治療が成功したかどうかはだいたい2週間後ぐらいに分かります。
◎高度な治療である分、実際に治療を受ける女性側の精神的負担・身体的負担は大きいと思われます。私たち男性は、しっかり女性をケアしてあげたいものですね。







